・相続財産が、明らかに不公平である
・本当に本人自筆のものか疑問である など、
遺言書の内容に不満や疑問がある時、どうすればいいでしょうか…
方法1
◇遺留分減殺請求をする
相続人には、必ず受け取ることのできる最低限度の相続財産を得る権利
が法律によって認められています。
この権利によって
侵害された遺留分を返してくださいと請求することができます。
※遺留分・・・一定の法定相続人には,相続財産の一定割合を相続できることが保証されています。
話し合いがまとまらなければ
方法2
◇調停の申し立てをする(家庭裁判所へ)
裁判所から選ばれた調停委員が、それぞれの事情を聞き、
それぞれの意見を考慮して、解決策を提示します。
調停委員が関与して行う話し合い"というようなものです。
※調停委員…弁護士などの専門家、大学の教授、地域社会に密着して幅広く活動してきたひとなど、
各分野から選ばれた人
ここで双方が納得すれば、解決となります
調停でも解決できなかったら
方法3
◇審判の申し立てを行う(家庭裁判所へ)
調停とは違い、話し合いではなく審判が下されます。
法定相続分を基準にした決定がなされるため、遺留分を認められる可能性は高くなります。
※審判…裁判官が、当事者から提出された書類や,家庭裁判調査官の行った調査の結果などに基づいて、
判断を決定する手続き
調停や審判となると、解決までに非常に長い時間がかかることもあります